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HANDS世田谷スタッフによる、
お勧めの本・映画・音楽などをご紹介していきます。
どうぞご賞味くださいませ。

ミッション:インポッシブル [DVD] 今年も映画を15本以上多摩センターにあるワーナーマイカルシネマズという所で観ています。
ここで好きな映画に関しては必ず時間があれば初日に行くようにしています。
最初に観たのがトム・クルーズ主演のスパイアクションの4作目「ミッション・インポッシブル」。
IMFという秘密組織の諜報員でアメリカに害を加える悪の組織の諜報員に立ち向かう一員で、
世界何カ国をめぐって悪を退治する話です。
舞台はブタペスト(ハンガリー)からモスクワ(クレムリン)そして最後が
ドバイ(アラブ首長国連邦)へと追跡して行く。
一番の見せ場はドバイのブルジュ・ハリーファビル『828m・160階』(劇中ではホテル)の
100階から130階まで素手に秘密兵器の磁石付き手袋で登るシーンだと思う
(ちなみにスタント無しでやっているらしい)。
映画の中で、行ったことがない所が楽しい(写っているのは数秒)。
スパイアクションが好きな方観てください。 今レンタル中。(NS)
2012/06/08(金) 16:32 映画(邦画/洋画) PERMALINK
赤い風船 1956年に公開され、アカデミー賞脚本賞・カンヌ国際映画祭でのパルムドールを受賞した36分の短編映画。2008年にデジタルリマスターで劇場再公開された短編映画の名作。

街灯に引っかかった大きな赤い風船を見つけた男の子パスカル。パスカルと助けた赤い風船の不思議な友情の物語。
子供の素直さと、その愛情に応えてくれる風船の愛くるしさ。街並美しいパリで繰り広げられるかわいいかわいい物語は、大きくなってしまった私たちに、子供の頃の気持ちをはっきりと思い出させてくれる。大人になってしまった私たちにはもう見えていないだけで、子供の世界では毎日起こっているのかも。そう思わせるのは、子供だましのファンタジーに逃げていないから。

人懐っこく動く赤い風船はいったいどうして動かしているの?ラストシーンはどうして撮っているの?CGがない時代に、いったいどうして作られたの?という興味も尽きない。


私は、大好きな姪と甥に今年こそはこのDVDをプレゼントしたい。と毎年思っている。
子供の頃に出会って、大きくなってもなお見続けてほしい、本当に素敵な優しい映画。
(yuka)
2011/12/09(金) 10:36 映画(邦画/洋画) PERMALINK
ヒックとドラゴン スペシャル・エディション [DVD] 2010年3月に全米公開、同年8月に日本で公開された3Dアニメーション。ドリームワークス制作。
アカデミー賞など多くの賞にノミネートされ、またアニー賞各部門で9つの受賞を果たす。
日本では2010年3月、全国子ども会連合会によって映画分野での「子ども会推奨マーク」の認定を受けた。

バイキングの王を父に持つ気弱な少年ヒックと、
長きに渡ってバイキングと敵対してきたドラゴン族の中でも
「伝説」「黒い悪魔」と伝えられているドラゴン、トゥースの交流を、
コミカルで軽快なタッチとスピード感溢れるアクションシーンで描いている。

「少年から青年への成長」
「親子間の相互の自立」
「共生することの難しさと素晴らしさ」
「責任と犠牲」
など、単純な娯楽作品としてだけではなく、作品の根底に扱われているテーマは非常に深いものがあります。

観る者を引き付けるサービス精神溢れた「エンターテイメント」を通して、
最後までしっかりとメッセージを伝えようとする作り手の方々のこだわりが素晴らしいです。

特にエンディングの流れは感慨深いものがあります。

老若男女問わず、幅広い世代に是非観て欲しい作品です。
(bassy)
2011/11/29(火) 11:42 映画(邦画/洋画) PERMALINK
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [DVD] ドイツのトーマス・ヤーン監督の傑作ロードムービー。

あと何日生きられるか分からない二人の男が、天国で流行っているという「海」の話に加わることができるように、本物の海を見に行くという物語。
病院に停まっている車を盗み、店や銀行からは大金を奪う。警察やワケありな車の持ち主には追いかけられる。日を追うごとに悪事はエスカレートしていく。そんな逃亡劇がテンポよく描かれている。
「もうすぐ死ぬんだから、怖いものはない」という荒くれ方も、潔く痛快。しかし、そんな悪事を賞賛するだけの映画なら、映画ファンの間でこれほど愛されてはいない。

海はもう目の前というところで、彼らは車の持ち主に捕まってしまう。海を見るという希望をくじかれ、死を目前としながらも殺されようとしている。しかし、この映画は、ここから本当の物語が始まる。


ドイツにはほとんど海がない。海や太陽はバカンス先にしかないもので、生活には存在しないものだ。日本人には考えられないが、海を見ず魚を食べずに死んでいく人も普通にいる。ドイツ人にとって、海は簡単に触れることのできない憧れの存在なのだ。
日本でもリメイクされたようだが、これは海に強い羨望をもつドイツ人にしか作ることのできなかった映画。これだけの悪事を繰り返してでも海に向かうのは、天国で仲間はずれになってしまうことが寂しいという理由だけではない。

しかし、この思いはドイツ人や海がない国の人達だけのものではないことは、映画の中でしっかりと証明してくれる。そして、そのシーンこそ、この映画の愛される理由だと思う。


天国で、海についてどんな話をされているのかを伝える台詞。この台詞を聞くだけでも観る価値がある。本当によい映画なので一度観てみてください。
(yuka)
2011/10/13(木) 15:47 映画(邦画/洋画) PERMALINK
レント(1枚組) [DVD] 1989年12月24日から1年間を通して、
ダンサー、シンガー、パフォーマーなど、様々なアーティストを志す若者たちの姿を描く青春群像劇。
貧困と病魔に苛まれる日々の生活の中で、愛と生きることの喜びを見いだしていく。
ゲイやレズビアンなどのセクシャルマイノリティ、ヘロイン中毒、そしてHIVなど、
1980年代終わりのニューヨークの世相や社会問題を反映したストーリーとなっている。

1996年、オフブロードウェイのニューヨーク・シアター・ワークショップで初公開され、
瞬く間に社会現象となったミュージカルの映画化作品です。
「Rent」、「Seasons Of Love」、「Finale」など、数々の名曲を世に生み出しました。

冒頭から若者達が圧倒的な熱量で各曲を歌い上げる様は正に「圧巻」の一言で、
観終わった後、何かが心に残ることは間違いありません。

エネルギーが欲しいときに見て欲しい作品です。
(bassy)
2011/09/27(火) 10:12 映画(邦画/洋画) PERMALINK